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Esa-Pekka Salonen, Leiv ove Andsnes (p), Philharmonia Orchestra @ Tokyo Opera City Takemitsu Memorial

サロネン指揮のフィルハーモニア管の来日コンサートに行ってきました。東京で3公演ありましたが、仕事の都合上泣く泣く1公演だけ。本当は春の祭典も聴きたかったのですが。

今年はルトフワフスキが生誕100年な上に、この日が命日ということで、1曲めは交響曲第4番。今回、日本各地でそこそこのコンサートをこなしているコンビですが、この曲を演奏したのはこの日だけ。集中力の高い演奏で、初めてこの曲を聴いても感心するんじゃないかなと思うくらい。音が濁らず、ブレないオケの音がすばらしく、曲の美しさを引き出していたと思います。曲の後半、静謐な部分で打楽器のノイズが入り、これも曲かなと勘違いするほどだったのですが、本当にバチを落としただけでした。
続いて、アンスネスがソロを取るベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。アンスネスは最近ベートーヴェンの協奏曲を集中的に取り組んでいて、1番と3番の録音が出ていますが、4番も基本的にその路線の演奏。彼らしい透明感のあるサウンドでしっかりと弾ききっていました。第1楽章のカデンツァは、ベートーヴェンの一つめのものだったとは思うのですが、途中で「これ違うのかなぁ」と思ったのでアンスネスが少しアレンジしてるかもしれません。ちなみに、トランペットはナチュラルトラペット、ティンパニもバロックティンパニであとはモダンの楽器でした。アンコールはソナタ22番の第2楽章。揺らしながらテンポをだんだん上げていったりダイナミズムを変えたり仕掛けの多い面白い演奏でした。

後半はベートーヴェンの7番。コンチェルトと同じくナチュラルトランペットとバロックティンパニ。ティンパニが1つだけ現代楽器だったので、どう使うかと身構えて見ていたのですが、結局1音も叩かれず。サロネンですがやはり凄い。耳がいいとか指揮が良いとかいうレベルを超えて、音楽が楽しい。もちろん、楽器を混ぜるくらいなので、各フレーズ、バランス、いろんなところに仕掛けがあり、旧態依然とした演奏ではないのですが、そういう細かいところを考えなくても音楽として楽しめる仕上げをしてくるところがレベルが高いなと。終楽章はお疲れなのか慣れすぎたのかオケが乱れるところもありましたが、快速テンポで踊りきりました。全集で録音が出たら買いますね。
アンコールはシベリウスの悲しきワルツ。1つだけあったモダンのティンパニはこの曲のためでした。ベルリン・フィルなどのオケより値段も安いのに、空いている席もそこそこあり、もったいなあと思った演奏会でした。

  • Lutoslawski / Sympyony No.4
  • Beethoven / Piano Concerto No.4
  • encore : Beethoven / Piano Sonata No.22 - 2nd mvt
  • Beethoven / Symphony No.7
  • encore : Sibelius / Valise Triste
  • Ingo Metzmacher , New Japan Philharmonic @ Sumida Triphony Hall

    錦糸町のすみだトリフォニーで新日本フィルの定期公演。指揮は、私のお気に入りのメッツマッハーです。前回の来日で新日本フィルを振った時も片方のプログラムしか聴けなかったのですが、今回も事情によりブルックナーの方のプログラムは聴けず残念。そして本日のメインは…アルプス交響曲。1週間で2回聴くとは思いませんでした。
    今日のプログラムは、どれも森のイメージに結びつく曲ばかり。1曲めは、シュトラウス、といってもヨハンの方のウィーンの森の物語。ちょっとニューイヤーを意識した選曲なんでしょうか。北ドイツの指揮者に日本のオケじゃウィーン風にならないと割り切ったのか、ギミックを多めに使い曲の面白さを聴かせた演奏でした。わざと2泊めをわかりやすく長めにとったり、第2主題(?)でぐっとテンポを落としてみたり。それを徹底的に演る清々しさがあります。チターの演奏も良かったです。

    2曲めはヤナーチェクの利巧な女狐の物語からマッケラスが管弦楽編曲したもの。ヤナーチェクの面白い響きが見えるような演奏でした。これが、メッツマッハーの得意分野なんでしょうね。来シーズンから、彼は新日本フィルの「ほぼ首席指揮者」の地位につくので、こういう曲を多く取り上げれもらえるとうれしいですね
    後半は、アルプス交響曲。冒頭の弦の蠢きから山に登りつめるまで、きっちり設計図通りに話が進む気持ちのいい演奏でした。現代音楽が得意な指揮者でも、ブーレーズみたいにサバサバしてるんじゃなくて、時々ロマンティックになるところが彼の特徴で、幻を見てからお花畑に入る辺りのむせ返るような艶っぽい響きがこのオケから鳴ったあたりが素晴らしかったです。全体的にテンポは速めでした。カウベルはテープではなく、音量が小さかったためにメッツマッハーが左手で煽りまくってました。ハーディング+サイトウ・キネンで聴いたものには及びませんが、満足度は高い演奏でした。

    プローベを見に行った人の話によると、曲を止めて楽器別に弾かせるのはまだしも、オルガンにまで1人で弾かせて注文つけてたそうです…。この曲、上岡+日フィル、フルシャ+都響、ノット+東響と今年は少なくとも3回演奏されます。3回とも聴くこちになるかも。

    僕の後ろの席に座っていた夫婦の会話。
    夫「あの楽器何かな。」
    妻「シタールでしょ。」
    夫「シタール?シタールは違うよ。」
    妻「え、でもパンフレットに書いてあったわよ。」
    夫「え~~、ツィターって書いてあるじゃん」
    妻「読み方が違うだけで、シタールもツィターも同じでしょ」

    (感想:それを言い始めたらギターも同じ楽器です)

  • J.Strauss II / Geschichten aus dem Wienerwald
  • Janacek - Macckeras / Cunning Little Vixen Suite
  • R.Strauss / Eine Alpensinfonie
  • Kazushi Ono, Michie Koyama (p) , Yomiuri Nippon Symphony Orchestra @ Suntory Hall

    サントリーホールへ読売日響の定期公演を聴いてきました。目当ては指揮の大野和士。コンマスは、来シーズンから読響のコンミスになることが内定している日下紗矢子。ベルリン・コンツェルトハウス管響のコンミスとの掛け持ちなので、読響との活動にどの程度まで力を入れるのかはわかりません。
    前半は小山実稚恵のソロでラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。なぜか弱音で弾き始めたピアノは、その後まとまりのない音塊となって延々と続いて行きました。弾けるようにしか弾かないのでアクセントの位置も歌いまわしも、私の感覚からすると変。そもそも後半の曲がアルプス交響曲なのに、なんでこんな曲選ぶのかなあ。せめてラフマニノフを弾きたいなら第1番だろうと思うのですが。オーケストラはとても上手くつけていたと思います。
    後半はアルプス交響曲。昨年、ルイージ+PMF、ハーディング+サイトウ・キネンと2回聴いた曲です。ここのところ東京ではブームの曲で、ウィンドマシンのレンタル料が安くなったのかと思うほど取り上げられています。今日の演奏は期待していたのですが、正直満足出来ませんでした。
    大野は新国立劇場でのトリスタンや、バスティーユでのカルディヤックなどオペラでの演奏が良かったので、期待していたのですが、コンサートプログラムは曲を選ぶんですかね。淡々と振る割にはテンポが伸縮し、まるで流れがつかめませんでした。この曲は、映画音楽みたいと揶揄されることもありますが、そういう曲だからこそ山に登る一つのストーリーとして流れを作って欲しいところ。あくせく登っても情景が見えないんですよね。指揮でけっこう急かす割に、オケが付いて行かない状態でした。カウベルもテープでの再生のようでしたし。

    知り合いが会場で聞いたという会話。
    おばさん:「あの金属の板みたいなものはなにかしら。」
    (答:金属の板です)

  • Rachmaninov / Piano Concerto No.3
  • R.Strauss / Eine Alpensinfonie
  • Jakub Hrusa , Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra @ Tokyo Bunka Kaikan

    昨年のドヴォルザークのスターバト・マーテルでいまいちピンとこなかったフルシャのコンサートに再チャレンジ。都響の定期公演。前半のマルティヌーが聴きたかったのだが、上野の森にたどり着いたのが休憩中。後半の幻想交響曲しか聴けず。冒頭から、フルシャの考えるこの曲を丁寧にオケが音にしていく。非常に濃密で、良くコントロールされた演奏だった。緊張感が最後まで続き、最後はカマーバンドが外れるほど熱くなった指揮ぶり。オケのコンディションもとても良く、素晴らしい演奏だったと思う。オケだけ見れば。しかし、この曲が好きな私としては、いい演奏だったとは思えなかった。理由は、真面目すぎたからだと思う。重くて硬い幻想なんて面白くない。幻想、なので、ハッタリでもいいからどこか一本ネジが外れているというか、コントロールされている中に狂気を感じるような演奏でないと納得できないし感動もできない。ハーディングが新日本フィルの定期を振った1シーズンめの演奏が忘れられないし、あのような演奏が日本のオケでできるなら、と思ってしまうんですよね。
    第1楽章と第4楽章のリピートはあり。第2楽章のコルネットのオブリガードもあったが、あまり目立たない演奏になっていた。
    これが今年の聴き納めのコンサートになりそう。

    • (Martinu / Symphony No.6)
    • Berlioz / Symphonie Fantastique

    Michael Francis , Japan Philharmonic Orchestra @ Suntory Hall

    六本木のポンパドールで菓子パンを買ったら、サービスでトーストを1/4斤もらった。出先でこれはちょっと…

    サントリーホールで日本フィルのコンサート。15時10分から広瀬大介によるプレトークを聴く。曲の大雑把な解説を15分程度。16時から第646回定期公演。B席2950円。
    まず、アダムズの「主席が踊る」。非常に緊張感が高く、リズムもしっかりした演奏。指揮のマイケル・フランシスは背が高め。動きがブロムシュテットに、ブーレーズを足した感じで、特にアダムズではリズムを上手く表現しようとして総合的にロボットぽい。
    ブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムは、第3楽章の記憶がない。寝てた。日フィルって大きな音が出るんだなあというのと、弦の混ざる音がいいなあという印象が残った。
    メインのチャイコフスキーは、西欧の人が振る純音楽的な4番。ロシアの香りはしないけれども、所々で熱くなる感じ。音のレンジを広くとり、弱音も上手く鳴らしていたと思う。やっぱり日フィルって上手いほうだと思う。特に昨日に新日を聴いているのでそう思うのか。チャイコフスキーだけ乗った首席トランペットの外国人は今日もいい演奏。フランシスは、第3楽章は指揮棒なしで振り、最後で慌てて左手で棒を掴んで第4楽章は指揮棒を使って振るなど、見ていてイメージの湧きやすい興味深い指揮をしていた。第4楽章のコーダで急激にアッチェレランドして大音響で終わったのだが、あれは、炎のコバケンとかラザレフとかとよく演奏してるので、オケに染みついちゃってるのかな。

    • Adams / The Chairman Dances
    • Britten / Sinfonia da Requiem
    • Tchaikovsky / Symphony No.4


    Daniel Harding , Munsu Choi (vn) , New Japan Philharmonic @ Sumida Triphony Hall

    トリフォニーホールで新日本フィルの定期公演。夕方17時ころに大きめの地震があり、ハーディングと新日本フィルの金曜日は地震なのかと、悪いことを思ってしまう。交通機関に若干の遅れが出ていたが、コンサートは予定通りに開催。本日はオールショスタコーヴィチプログラム。この日は、日本フィル、N響と都内ではコンサートが多く、客が分散したためか、客席には半分強程度しか埋まっていない。N響なんて、後半にローマ3部作を詰め込むようなプログラムだったし、そちらのほうが気になるか。

    前半はコンサートマスターの崔がソロを弾くヴァイオリン協奏曲第1番。1階の後ろの席だったが、崔は音が小さく、そしてピッチが甘い印象。オーケストラのコンマスでソロを取るときには、自信たっぷりと奔放なソロを弾くのだが、この日はアクションも含めて控えめ。しかし、オケとイマイチ合っていない。個人的にこの曲はレーピンの実演が記憶に残っているので、この程度ではちょっと…。しかし、オーケストラは後半を期待させるものだった。なぜかアンコールがあり、テクニックを誇示するタイプのパガニーニの曲(うつろな心の主題による序奏と変奏曲)だった。この演奏はいつもの崔のオーラが出てた。ちなみに、ショスタコのヴァイオリン協奏曲第1番と交響曲10番というのは、かつてロストロポーヴィチが、新日本フィルとの最後の定期演奏会で取り上げたプログラム。それ以来、10番は演奏したことがなかったということで、渾身のプログラムだったと思うのだが、このアンコールは流れを損ねてないのかな。

    後半は、緊張感高めでスタート。木管もいい音がしている。先日の春の祭典ほどではないが、真剣度もテクニックも高い状態だったのではないかと思う。第2楽章、テンポも速めで弦の刻みもかっこよかったのだが、いきなりスネアがこぼれるし、途中でベースのシンコペーションが裏表逆になるし、かなり危うめの演奏だった。第4楽章は大きなキズもなくいい流れができていたと思う。2日目のほうがいい演奏になったのではないかと予想。

    今回の新日本フィルのプログラムで笑ったところが1ヶ所。「ショスタコーヴィチは1906年、当時レニングラードと呼ばれたサンクトペテルブルクに生まれた」。革命前にレニングラードなんて呼ぶわけないし、この程度の書き間違いに自分で気づかない程度のロシア史しか頭に入ってない状態でショスタコーヴィチを語ってどうするよと思う。

    • Shostakovich / Violin Concerto No.1
    • encore : Paganini / Introduction Theme and Variations on Nel cor piu non mi sento
    • Shostakovich / Symphony No.12

    Krystian Zimerman @ Musashino Shimin Bunka Hall

    武蔵野市民文化会館大ホールにてツィメルマンのコンサート。生活圏からちょっと遠く、駅からも遠いので行きづらいホールであるが、S席でも7000円なのが魅力。
    今年はドビュッシー生誕150年ということで、いろんな演奏家がドビュッシープログラムを演奏しているが、ツィメルマンも、オールドビュッシーの予定だった。しかもこれまで演奏したことがない練習曲をメインに据え、その他は未定ということで楽しみにしていた。ところがフタを開けると、デキに満足しなかったのか練習曲は取りやめ。前半が版画、前奏曲から数曲、後半がシマノフスキーの前奏曲、ブラームスのソナタ2番。というプログラムになった。日本では10回以上の演奏会を行うのだが、ブラームスの代わりにショパンになったところもある。オールショパンで演奏会した後、当分はショパンなんて弾かないって言ってたくせに。
    コンサートが始まる前に、本人のコメントが日本語で読み上げられる。長野だかでのリサイタルを隠し録音され、それをYouTubeにアップされてしまったため、レコード会社と揉めて訴訟問題に発展している、そういう行為はぜひやめて欲しいとのこと。客の違法行為のせいで、なぜツィメルマン自身がレコード会社と揉めることになるのかはよくわからないが、コメントの読み上げも含めてツィメルマンらしい。
    前半のドビュッシーが素晴らしい出来。版画は上々といったところだが、前奏曲は1曲めに演奏された「帆」の出だし音から吸い込まれるような気分になった。極めつけは「沈める寺」。大弱音から、大伽藍が登場し、海の底に消えるまでダイナミックレンジが広く、かつ大音量でも揺るがない強靭なピアノサウンドは、ツィメルマンの生演奏ならでは。そして最後の西風も素晴らしい音による演奏。後半のシマノフスキーはリラックスした雰囲気で、歌うような演奏。シマノフスキーはまとめて録音して欲しいところ。ブラームスは、ヒドイ曲だと思うが、構成のまずさが全面に出るくらい素晴らしい演奏。第2楽章で曲想が変わるところでパウゼを取ったり、第3楽章から第4楽章を続けて演奏したり、飽きないように工夫はしていた。最近のツィメルマンは、冷静さよりも激しさを求めるフシがあるのですが、後半の曲はその傾向がよく出ていたと思う。このプログラムだと当然アンコールはナシ。最後は投げキッスで終わり。毎回感心させられるピアニストだ。

    • Debussy / Estampes
    • Debussy / Voiles from Preludes Book 1
    • Debussy / Minstrels from Preludes Book 1
    • Debussy / Des pas sur la neige from Preludes Book 1
    • Debussy / La fille aux cheveux de lin from Preludes Book 1
    • Debussy / La cathedrale engloutie from Preludes Book 1
    • Debussy / Ce qua vu le vent d'ouest from Preludes Book 1
    • Szymanowski / 9 Prelude op.1-1,2,8
    • Brahms / Sonata No.2

    Daniel Harding , New Japan Philharmonic @ Suntory Hall

    19時から新日本フィルのコンサート。指揮はハーディング。前プロがチャイコフスキーの4番。サントリーに着いた時には第1楽章が始まっていたため、ちゃんと聴いたのは第2楽章から。ロシアの風景を出そうと細部にこだわった演奏。木管を際立たせた点が特徴的。第3楽章以降もいい演奏だったが、先月にマゼールで聴いてしまっているので、ごく真っ当に聞こえるのが残念。
    後半が春の祭典。これだけでお腹いっぱい。ハーディングと新日本フィルにとっては因縁の曲。ハーディングが新日本フィルのMusic Partnerというポジションいついた記念の演奏会で演奏する予定だったのが、この春祭とマーラーの5番。そしてマーラーが演奏されたのが3月11日だった。明晰で熱気のあるリズム、細部がよく聞こえるバランスの良さ、広いダイナミックレンジを取りピアニッシモでも明確に表情をつけた演奏、とまあハーディングらしい演奏。新日なのでオケの技量が甘いことろはあるのだが、日本で普通の値段でこれだけの演奏が聴けるなら問題無いといったところか。有名オケならハーディングももっと濃い演出を仕掛けてきたかもしれないけれども。

    コンサートで一番おもしろかったのは、プログラムと一緒に訂正の紙を渡されたこと。プログラムに、俵孝太郎が政財界とのコネクションがあったため、新日本フィルの設立やその後の運営に大きな援助を行ったという記事があったのだが、その訂正。

    • Tchaikovsky / Symphony No.4
    • Stravinsky / The Rite of Spring

    Music Tree Live / Kotaro Fukuma (p) , Ryo Terakado (vn), Kyoko Tabe (p) @ Hakuju Hall

    19時から白寿ホールでMusic Treeという日本コロムビアに所属するクラシックのアーチストが、1週間かけてコンサートをするという企画。チケットを買うと4000円なのだが、CDに付いてたハガキを送ったらチケットが当選した。客はホールの半分くらい。ほとんど招待客なのだろう。白寿ホールに足を踏み入れたのは実は初めて。
    前半は、福間洸太朗がドビュッシーを2曲、寺神戸亮がテレマンを2曲とバッハのパルティータの2番。福間洸太朗は、前奏曲集から水の精と、喜びの島を弾いたのだが、あいかわらず神経質そうな感じ。もう少しエロさがあってもいいんだけど。寺神戸亮は生で初めて聴きましたが、非常に上手い。
    後半は田部京子がブラームスの主題と変奏とシューマンの謝肉祭を弾いた。前半と同じピアノかと思うくらいヘヴィにガンガンならしていた。個人的には謝肉祭のフィナーレなど、もう少し溜めて弾いてほしいところ。

    • Debussy / Ondine from Prelude Book 2 (Fukuma)
    • Debussy / L'isle joyeuse (Fukuma)
    • Telemann / Fantasie No.1 TWV 40:14 (Terakado)
    • Telemann / Fantasie No.12 TWV 40:25 (Terakado)
    • Bach / Partita No.2 (Terakado)
    • Brahms / Thema und Variationen (Tabe)
    • Schumann / Carnaval (tabe)
    • encore : Kabasawa /

    Wagner "Das Rheingold" / Christian Hammer , TIAA Philharmonic Orchestra, Arakawa Bayreauth @ Sunpearl Arakawa Large Hall

    サンパール荒川というホールへ、あらかわバイロイトを見に。。あらかわバイロイトというのは、荒川区でバイロイトみたいな音楽祭をしようということで、毎年ワーグナーを上演している企画で、ワーグナーは今年で4年目で演目はラインの黄金。演出が面白いということで急遽見に行くことにした。

    オーケストラはTIAAフィルハーモニー管弦楽団という若手プロの混成オケ。指揮者はクリスティアン・ハンマーという人だが、本当に手堅い職人さん。全く知られていない人ですが、ドイツやイタリアはこういう人がいっぱいいるんだろう。ベース3本、ハープ1本なんていうこじんまりした編成で、管も時々外れちゃうんだけど、メリハリをぴっしりつけるので音楽を損ねる印象がない。鉄床もテープなんだけど、PAが上手くミックスしているので気にならなかった。歌手も含めてPAが上手かったのが勝因かと。歌手は、ローゲ、ミーメ、ヴォータンが良かったと思う。特にローゲ。あと監督の田辺氏によるアルベリヒも演技を含めて良く、第1場は独壇場だったのではないかと。

    話題は、ガイナックスの山鹿氏による演出。ステージ上にはリング上のスクリーンが一つと、コンサート形式でも使うような階段付きの台のみ。リング状のスクリーンと、出てくるCGはうまく曲にマッチしていたと思う。あと、字幕をここに投影し、歌の速さによってスクロールの速さを変えるのは非常に良いアイディアだ。タイミングを合わせるのが難しいとは思うが。ただ、全体として、動きが少なかったと思う。基本的にはスクリーンとコンドルズの踊りだけ。歌手の動きによる表現がほとんど無かったのが残念。コンサート形式でも、この演出より動きがあると思う。ラインの流れや、場面転換の動きを舞台ではなくコンドルズの動きで表現したいのはわかったし、コンドルズの踊りは上手いのだが、落とし所がわからなかった。ほんとうならば、リングのスクリーンを高めにセットし、ホリゾントのスクリーンと2種使って、バリライトみたいな照明も使えばもっと面白い表現ができたと思うのだが、そこまでの予算はないんでしょう。非常に惜しい。
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    Shinya Takeuchi

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