Monty Python Life of Brian : モンティ・パイソンの「ライフ・オブ・ブライアン」がやっと日本盤でDVD化されたので購入。モンティ・パイソンの映画の中で、問題が多いせいかこの作品だけDVDが出ていなかった(VHSビデオでも出ていなかったような気がする)。イエス・キリストと同じ時に生まれたブライアンの生涯をたどった作品。キリスト教をパロディにしたということで問題になったらしい。いかにして偶像が出来上がるかということを書いたという点では、筒井康隆の「ジーザス・クライスト・トリックスター」と切り口が同じかな。しかし、キリスト教批判よりも、70年代の左翼運動に対する批判の方が多いようみ見える。似たような団体名をつけて、セクトで争って、目標よりは細かい教義にこだわって論争をつづけて、何もしないような左翼運動をパロディにしている。コメントで、ジョン・クリーズが当時のイギリスの左翼運動はそんな感じだったと述べているが、日本でも似たようなものなので、島国では似た傾向が出るのかもしれない。個人的に好きなのは、ブライアンがアジの落書きをしに行って、ローマ兵にラテン語文法を直されるシーン。副音声でパイソンのメンバーによるコメントが2種類付いており、山田康雄や納谷悟朗などによる吹き替えと合わせて少なくとも4回は楽しめる。90分程度という短さも作品の緊張感を保っている。ドキュメンタリービデオなどのオマケも豊富でかなり楽しめた。この映画を受けて、クリーズとペイリンが主教と宗教団体の代表と討論する番組があり、パイソンのドキュメンタリーでは必ず出てくるのだが、フルバージョンで見たことがない。何かのおまけで見せてくれないかな。
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