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Krystian Zimerman @ Musashino Shimin Bunka Hall

武蔵野市民文化会館大ホールにてツィメルマンのコンサート。生活圏からちょっと遠く、駅からも遠いので行きづらいホールであるが、S席でも7000円なのが魅力。
今年はドビュッシー生誕150年ということで、いろんな演奏家がドビュッシープログラムを演奏しているが、ツィメルマンも、オールドビュッシーの予定だった。しかもこれまで演奏したことがない練習曲をメインに据え、その他は未定ということで楽しみにしていた。ところがフタを開けると、デキに満足しなかったのか練習曲は取りやめ。前半が版画、前奏曲から数曲、後半がシマノフスキーの前奏曲、ブラームスのソナタ2番。というプログラムになった。日本では10回以上の演奏会を行うのだが、ブラームスの代わりにショパンになったところもある。オールショパンで演奏会した後、当分はショパンなんて弾かないって言ってたくせに。
コンサートが始まる前に、本人のコメントが日本語で読み上げられる。長野だかでのリサイタルを隠し録音され、それをYouTubeにアップされてしまったため、レコード会社と揉めて訴訟問題に発展している、そういう行為はぜひやめて欲しいとのこと。客の違法行為のせいで、なぜツィメルマン自身がレコード会社と揉めることになるのかはよくわからないが、コメントの読み上げも含めてツィメルマンらしい。
前半のドビュッシーが素晴らしい出来。版画は上々といったところだが、前奏曲は1曲めに演奏された「帆」の出だし音から吸い込まれるような気分になった。極めつけは「沈める寺」。大弱音から、大伽藍が登場し、海の底に消えるまでダイナミックレンジが広く、かつ大音量でも揺るがない強靭なピアノサウンドは、ツィメルマンの生演奏ならでは。そして最後の西風も素晴らしい音による演奏。後半のシマノフスキーはリラックスした雰囲気で、歌うような演奏。シマノフスキーはまとめて録音して欲しいところ。ブラームスは、ヒドイ曲だと思うが、構成のまずさが全面に出るくらい素晴らしい演奏。第2楽章で曲想が変わるところでパウゼを取ったり、第3楽章から第4楽章を続けて演奏したり、飽きないように工夫はしていた。最近のツィメルマンは、冷静さよりも激しさを求めるフシがあるのですが、後半の曲はその傾向がよく出ていたと思う。このプログラムだと当然アンコールはナシ。最後は投げキッスで終わり。毎回感心させられるピアニストだ。

  • Debussy / Estampes
  • Debussy / Voiles from Preludes Book 1
  • Debussy / Minstrels from Preludes Book 1
  • Debussy / Des pas sur la neige from Preludes Book 1
  • Debussy / La fille aux cheveux de lin from Preludes Book 1
  • Debussy / La cathedrale engloutie from Preludes Book 1
  • Debussy / Ce qua vu le vent d'ouest from Preludes Book 1
  • Szymanowski / 9 Prelude op.1-1,2,8
  • Brahms / Sonata No.2
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Shinya Takeuchi

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