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CD : Hagen Quartet

Hagen Quartet : 30 : ハーゲン四重奏団の新譜。このところグラモフォンから録音がでないと思ったら、どうやら契約を切られたようで、Myriosというレーベルからアルバムが出た。結局ベートーヴェンもショスタコも全集録音にならないままになってしまっている。アルバムタイトルは30で、30周年記念ということ。選曲は、ベートーヴェンの8番、モーツァルトの18番、ウェーベルンとハーゲンの得意とする作曲家が選ばれている。
レーベルが変わっただけで、こんなに演奏と音が変わっていいのかと思うくらい、これまでのハーゲンのイメージと違う。ベートーヴェンは各楽器のバランスに細かな注意を払ったレントゲンで骨を透かしたような演奏。モーツァルトは、オーセンティックな演奏に目覚めたようでノンビブラート。しかもテンポ設定は遅めで、フレーズの切れ目でちょっと間があくのが気になる。これまでハーゲンのイメージというと、速めのテンポでえぐるような低音フレーズを効かせることで疾走感のある演奏をするカルテットだったのだが、このモーツァルトはぜんぜん違う。とても考えられた演奏なんだろうけど、聴いていてあまり楽しくない。
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Shinya Takeuchi

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