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Wagner "Lohengrin" / Kent Nagano @ Bayerische Staatsoper

Muenchen

18時からバイエルン州立歌劇場でオペラ。ケント・ナガノ指揮のローエングリン。2009年プレミアのリチャード・ジョーンズによる演出で、カウフマンがローエングリンを歌った公演がDVDでも発売されているもの。DVDはまだ観ていなかったので、演出も気になるところだった。本日も、もともとカウフマンが歌う予定だったのだが、体調不良という理由でベン・ヘップナーに交代。そもそもカウフマンのスケジュールは、バイエルンでのフィデリオ→ウィーンでのウェルテル→バイエルンでのローエングリンとほぼ休みなく詰め込みすぎだったので、まあこなすのは無理という判断だったんだろう。席のランクはB席で、92.50オイロの席。平土間後ろから4列目の左側。

序曲から緊張感と透明感のある音がする。ケント・ナガノはベルリン・ドイツ響とも映像を残していて、この音がとても清潔感のあるすばらしいものだが、その印象と同じ演奏。しかし、幕が開けると……演出がしょぼすぎる!今年の来日公演は、この演出のローエングリンを持ってくるのだが、怒る人多いだろうな。いくらカウフマンが歌っても限界があるんじゃないかな。今のドイツの劇場に、古い神話のような演出を期待する人も少なくなってきているだろうが、これは厳しい。先に述べたベルリン・ドイツ響のバーデン・バーデン祝祭劇場の映像はレーンホフの演出で、登場人物はスーツだし現代的な演出だが、意図が解らないわけではない。第2幕以降も、幕が上がる前からステージ上で多くの出演者が、ローエングリンとエルザが住む家(のセット)を組んでいるのも解りにくい。
ローエングリンの登場シーンで白鳥の人形をもって出てくるのだが、あまりのカッコ悪さに苦笑。横を見たらおばちゃんが爆笑していて、こちらを見ながら「あれは無いわ」という目をしていた。

そしてローエングリンを歌ったヘップナー。音の出だしが必ずかすれる。声量はあるしヘタレないけど少し厳しい。しかも第3幕まで体力的に持っていなかったよう。声も役にしては明るすぎるかな。オルトルートを歌ったヤニナ・ベヒレ (Janina Baechle)、エルザ・ファン・デン・ヘーヴァ (Elza van den Heever)は素晴らしい歌と声だった。

全体を通して一番素晴らしかったのはケント・ナガノとバイエルン州立歌劇場管。ナガノらしい、けっこう快速なテンポだったにもかかわらず、落ちることもほとんどなく、最後まで透明感があり、うねるようなワーグナーを聴かせてくれた。第3楽章前奏曲も体感速度で言えばムラヴィンスキー並みに聴こえた。

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